心と体の中心点行方不明病

「魔女の宅急便」私も娘も好きな映画です。

その原作が、「おばけのアッチ」の角野栄子さんだと知ったのはつい最近でした。

いろんなものを運ぶ魔女のキキ。

この本の中に、

しっぽを失くしたことから、心と体の中心点行方不明病になったカバの話が出てきます。

「心と体の中心点ゆくえふめい病」

なんてうまい言い方だろう。

あの、カバの小さなしっぽでも、あれはあれで生きるあかし。

生きる証しっていうのは、生きるってすばらしいと思い、目の前が明るくなるってこと。

それがなくなったら?

ここのところ、考えてみたら3年くらい

私のしっぽが見つからずにいました。

特にこの一年は、しっぽがなくて、水の中に沈むカバのマルコさんのようだった。

さて。私にとって感動は、

なんだかんだあっても生きていくためのエネルギーだったのだと改めて思います。

今年もたくさんの感動に出会いました。

けれどそれらが生きるエネルギー、活力になぜだか変換されにくい。

そうすると、心の空洞が埋まらず、虚しく感じてしまう。

まるで、しっぽを失くして、心と体の中心点行方不明病になってしまったように。

好きなことを思い出し、いつでも自分らしく生きていく。

そのお手伝いをうたっていながら、私自身がこんなでは、と悩んでいましたが

どうやら、人にはサイクルがあるようです。

それは星回り、宿命、運命、なんというかわからないけど

そういう、人生の、山とか谷とかが

起こる出来事によるのではなく、こころの中にもあるのだと思う。

前回のブログで涙は浄化作用と書きましたが

その浄化は、

あなたの感動の貯金が必ず、サポートしてくれる。

私のように、心の空洞を虚しく感じていても

今までの感動が生きるエネルギーになる時が必ず来る。

それなりに元気だけど、なぜか心が虚しい。

そう感じているとしたら、

今感じることのできる感動を、たくさん貯金してください。

大丈夫。

必ず、開ける時がきます。

そして、失くしたしっぽが見つかるか、

しっぽがなくても平気だと、思える。

エネルギーの歯車が回り始めるはずです。

よろしかったらこちらもぜひ。