先日、小学校に「フラメンコってなんだろな」のお話をしに行きました。
ギター、カンテ、ヴァイオリン、バイレのステージはもちろん、
パルマ体験、簡単な振り付けも。
パルマは踊りの足に合わせて、手拍子をしてみます。だんだん速くなるよー。
踊りの体験は、ルンバのリズムで踊り、最後はポーズ。学年で分けて、半分はパルマで参加です。
小学校1年生から6年生までだったので、
どんなお話を、どのようにしようかなと考えていましたが
フラメンコで使うことばや道具の紹介、そして旅をしてきたフラメンコの成り立ち、歴史、民俗、影響を受けた異文化 について
伝わるように(ここがとても大事)お話できたと思います。
大人に向けての話し方に慣れてしまっているので、
一呼吸おいて、言葉を選びます。
できるだけ身近な言葉で。
それでいて、説明の意味を崩さずに。
そして、心にとどく言葉を。
これがなかなか難しい。
私のもう一つのライフワーク、「対話セラピー」では
「共感」が不可欠です。
理解、ではなく、共感。
同じ位置から、同じものをみるような、心の視線が必要なのですが
今回は、子供たちに共感してもらうためには、どうしたらいいのか
とっても勉強になりました。
わたしが、一番伝えたかった事。
フラメンコは、踊り、ギター、歌、それぞれにリーダーがかわります。
リーダーになったら、自分のしたいことを、しっかりと伝えなくてはなりません。
そしてそれ以外の人は、その人がしたいことができるように、支えます。
みんなの良さを出し合って、支えてくれてありがとう。感謝の気持ちでステージを作っていきます。
そしてフラメンコは、たくさんの「違い」を取り入れてきました。
みんなも、これからたくさんの「違い」に出会うことでしょう。
そんな「違い」を上手に取り入れて、自分のエッセンスにしていってください。
それにしても、温かいハレオが沸くように、所かしこに聞こえました。
(冒頭に、フラメンコはみている最中でも、いいな!と思ったら「オレ!」っていっていいんだよ。と説明をしたのです)
あんなにたくさん、声をかけられてことったらないわ。
演者、観客 ではなく、
120人で一緒にステージを作った感覚でした。
私はあまり、フラメンコを広げようとは実は思っていないんです。(担う人は別にいると思ってる。)
ステージをみて、何か感じてもらえてことを、自分のエッセンスにしてもらえたらいいな。
20年も付き合って、培ってきたものを使って
私が、私らしく
今まで頂いた様々なことへの恩返しができたらなと思っています。
note 音声ブログアップしました。
「嫌いの気持ちを嫌わない」