緊張と向きあう

緊張しますか?
舞台やステージで踊るとき。歌うとき。

緊張感≒集中力

緊張≒不安

緊張感のあるステージは、感動を呼ぶように思います。集中するためにもこの緊張感は必要なもの。

緊張はどうでしょう。緊張させる不安はいったい何でしょうか。

振りをまちがってしまうかも。歌詞が思い出せないかも。苦手なところがやっぱりできないかも。
などなど。
うまくいかないかもしれない不安が緊張につながるのかも知れません。

どうしたら不安がなくなるか。

まずは、練習。

できないところをできるようにしようと、努力する。

「どうしてできないのか」がわかるのは、技術の一つだと思います。これは、結構難しい。でも、自分でそれを考えるのは、たとえ間違っていたとしても、とても大事。必ず力になります。大切なのは、ほかにも答えがあるかもという構えでいること。ある時、ふっと最善の答えがわかることもあります。遠回りしても、無駄なことは決してない。

そしてもうひとつ。
よくできるところをやっぱりよくできるように、努力する。

「どうしてよくできるのか」考える。覚えておく。気持ちよくいる。好きでいる。

本番前はこっちのほうが大事なように思います。よくできるところを、もっと自信を持てるように練習する。

そして、舞台袖では暗示をかける(!)

「踊れる人」「歌える人」になりきる。演じるでもいい。舞台ですから。いつもの自分でなくていいんです。
すると、頭の中がクリアに冷静にいられる気がします。
そこに緊張感が生まれるのかも知れません。

わたしが踊りの伴奏で歌うとき、ほとんど緊張しません。

ほんとはしてる。

でもそれを考える余裕もないほど頭がいっぱいなことが多いです。踊りの構成、歌の長さ、エスコビージャのパルマ、締めやはけや、リハーサルと違う展開になるかもという心構えも。

正直、不安だらけです。

でも。

支えたい。気持ちよく踊ってもらいたい。自分の踊りに感動してほしい。

わたしは、歌える人。だから大丈夫!

暗示をかけるのです。

あなたが舞台で何か表現をするのなら、ぜひあなた自身がその表現に感動できるようにいてください。
するとそれを観た誰かが、支えてくれた誰かが、熱心に練習していた姿を知っている誰かが、あなたの感動に感動するのだと思います。

自分が感動するために練習するのではないでしょうかね。

あなたの感動を、こころから応援しています。