だいぶ肌寒く、日ごとに夜が長くなってきています。
ジャズを初めて知ったのは、高校生の時でした。
ピアニストのジョージ・ウインストンのCDに楽譜がついていたのですが、楽譜通りに弾いてみてもCDの曲と何かが違う。
当時習っていたピアノの先生に聞いてみたら、
「これはジャズだね。スウィングしてるんだよ。」
と、教えてくれました。たまたまジャズも弾く先生だったので、これを機にジャズを弾いてみようということになり、
二人で下の階の楽譜売り場でジャズの楽譜本を買ったのでした。
最初の曲は「枯れ葉」だったな。
ジャズというと、楽器のみでの演奏というイメージが強いかもしれませんが、ほとんどの曲に歌詞があります。
スタンダードの曲なら歌詞の長さも短いし、単語もシンプルなので英語の練習にはとてもいい。
今日は歌詞のご紹介です。
” The Nearness of You ”
It’s not the pale moon that excites me
that’s thrills and dilights me
Oh,no
It’s just the nearness of you
It’s not your sweet comversation
That brings this sensation
Oh,no
It’s just the nearness of you
when you in my arms
And I feel you so close to me
All my wildest dream come true
I need no soft lights to enchant me
If you only grant me
The right to hold you ever so tight
And I feel in the night
The nearness of you
pale は、顔色が悪い時という時にも使うけど、ここでは青白くて綺麗なという意味です。
そしてこの歌詞で私の好きな単語。
enchatnt
魔法にかけられたようにうっとりする。
もうひとつ。
wildest dream
wildの最上級(!)なdream。
私なりの、意訳です。
私がこんなにワクワクするのは、綺麗なお月さまのせいじゃない。
こんなにもドキドキしたり、ワクワクしたりするのは。
あなたのそばにいるからなの。
こんな気持ちにさせるのは、あなたの甘い会話のせいでもない。
ただあなたのそばにいるから。
あなたの腕の中にいると、ずっと近くにあなたを感じて
わたしの夢のすべてが叶ってしまう。
これ以上うっとりするのに、やさしい光はもういらない。
あなたがぎゅっとしてくれるだけで。
ずっと、そうしていてくれるだけで。
そうなふうに今夜思うのは、
あなたのそばにいるから。
おおお。ラブレターみたい。
綺麗な月夜が浮かびます。
ノラ・ジョーンズのピアノと歌。とってもスウィート。
こちらも大好き。エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロング
この、「あなた」は、誰かかも知れないけれど、あなたも、この「あなた」になるかも知れない。
誰かにとっての、「あなた」。
あなたがそこにいるだけで、ワクワク、ドキドキする誰かがいる。そんな「あなた」にきっと誰でもなれる。
あなたと、あなたがそばにいるだけでドキドキ、ワクワクしてしまう誰かにとって、素敵な秋の夜でありますように。
<お知らせ>
ジャズとフラメンコのライブに出演します。
el viento de ritmo por la noche
JAZZ Y FLAMENCO
日時 2018年11月17日(土)18:30会場 19:00開演
場所 ペーパームーン 水戸市南町1丁目4-18松屋ビル3F
チケット 3000円(1ドリンク付き)
ギター 細川晶生
サックス 鈴木孝則
歌 鈴木知美
踊り puerta de agua
きっと素敵な夜になりますよ。
ご予約は、メニューのお問い合わせよりご連絡ください。
ぜひお待ちしています!