フィンランドに行ったらシナモンロール

時々本を読みます。小説もあれば、エッセイ、料理の本、お仕事関係の本もさまざまに。エッセイは旅にまつわるのが好きです。

最近、こちらを読みました。

益田ミリさんの「考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール」

こんな時期ですから、旅に出る願いはなかなか叶いません。

海外なんて、いつになったらいけるのかもわからないけれど、頭の中なら自由です。

フィンランド。私の乏しい知識を連ねると

ムーミン、森、北欧雑貨、白夜、シナモンロール、「かもめ食堂」。

読み進めるうちに、いろいろと浮かび上がってきました。私の記憶より。

20年前(書いてびっくり!にじゅうねん!)に読んだことがある堀井和子さんの「アァルトの椅子とジャムティー」

なんでこの本を手に取ったんだかは忘れてしまったけど、そういえばこの本でフィンランドに思いを馳せたことがあったなあ。

建築家アルヴァ・アァルト、イッタラの食器、郵便博物館。

もう少し出てきたぞ、わたしのフィンランド。

益田さんの本には、カフェがたくさん出てきます。きっとあちこちにあるのでしょう。

コーヒー、パン、スープ。お総菜屋さん。

ほー。お得なバス乗り放題チケットもあるんだ。へー。英語が通じるんだ。

冬は寒いだろうから動きにくいかな。荷物も多くなるし、初夏がいいなー。

娘は何が楽しめるかしら。雑貨屋さん通りでお買い物かな。美術館も行けるかな。

フィンランドにお詳しい方には本当に申し訳ありません。

もっと、もっと、魅力あふれる国だということは言うまでもありません。

でも、どこに行っても私にとっての大事なものって、これくらいなのだと思うのです。

旅行に行くからと言って、興味が増えるとも 言い難いし、

もちろん、新たな発見もあるでしょうけれども、それは心にゆとりがないと気づかないかも知れない。今の私のそばにあるものだけでも、きっと極上な旅の時間となるんじゃないかしら。

となると、今、ここでの毎日の暮らしぶりが、今後のわたしの旅の質を左右するというわけで。

さておき。旅に出ることが難しい今、このくらいの興味で旅の計画を立てるのもいいなと思ったところでした。

あなたはどこに行きたいですか?そこで、何をしたいですか?

どこに行っても、あなたが心地よくいられますように。