人は、その人になっていくために生きている。
「その人」というのは、もう決まっていて
それはどんぐりが樫の木になる運命を持っているように
誰にでも、それぞれの「その人」というのがあるのだと思う。
ただそれは、「何をする人」というのではなくて
「どうゆう人」かということ。
もはや、何をしていたっていいんです。仕事とか、家庭環境とか、そいういうことではなく
例えば、その仕事のどのあたりが好きとか、得意とか、どのように取り組むとか。
何に心地よさを覚え、優しいと感じ、美しさをみつけるか。
それは、その人それぞれちがう。
「幸せ」のかたちは、人それぞれです。
こころから望むことは、叶う。
引き寄せの法則などではそう言われます。
こころから望むこと。これは、その人がその人になるために必要なことなのではないかなと思う。
例えば、お金。
これくらいの金額のお金を望むとして
それを得て、どういうひとでありたいか、というとことろ。
経済的に制限されることなく、経験してみたいことができる人でありたい。
多くの人がそう願っているのではないかしら。
では、その経験とは、どんなもの?
今のわたしは、時間に追われることなく家の中を片付けて、楽しく料理をして、庭の手入れをしながらも、できるくらいの経験がいい。
となると、あっちこっちに行く経験ではなくて、住んでいる環境を整えたい、より心地よい空間にしたいということが、望んでいることになる。
そのために必要なお金。
お金の使い道、欲しい目的が整ってきます。そしてそれを得た時に感じるであろう感情も。
そしてそれは、結局はその人が、その人になるために、こころが望んでいることになる。
お金を無償で得ることはなくても、
どうやって得ることができるかのヒントは引き寄せるはずです。
それは、あなたがあなたでいるために必要だから。
人は、生きていくと、複雑に考えたくなる生き物なのかも知れません。
たくさんの情報の中で、自分の気持ちが見えずらくなっているのかも知れない。
もっと、もっと、割って、剥がして、簡単にしていって
見つけたものは、きっと、あなたがずっと前から知っているはずのものです。
引き寄せの法則は、
その人が、その人になるために必要なことを、ただ見せてくているだけなのかも知れません。
もう少し、続く。(と思う。)
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