初めての、ライブペインティングとのコラボステージ無事に終了いたしました。
オープニングライブのシエスタ・フラメンコでは、いつものようにフラメンコの歴史、旅するフラメンコのお話。
私はグアヒーラを語るようにひらひらと舞うように歌いました。
そしてセファルディのペテネーラ。
踊りは、健さんの粋でスマートな中に、隙間なく情熱が詰め込まれたアレグリアス。
実践(?)編では、パルマのあれこれを踊りのスビーダ、パコさんの熱いブレリアのギターソロに合わせてお伝えしました。
ステージ上で繰り広げられているコミュニケーションを、お見せすることができていたら嬉しいな。
そして、コラボステージでは、
健さんのバストン、マルティネーテに
あやめちゃんの身体がどんどん溶けていきました。
赤一色で書かれた絵は、血であり、海であり、生命であり。
まだ熱を保ったまま行われたトークショーでは、
ステージを振り返り、絵の行程、フラメンコで起きていたこと、イメージすることば、
無か否か。出演者で話を紡ぎます。
そして、感情とアート。感情と言葉について。
最後は出演者一人ずつ、「あなたにとって、生きるとは何か。」の問いにそれぞれが答えます。
私の答えは
生きるとは、ただ、今が過ぎていくこと。
大切なのは、どう生きるか。
芸術脳と呼ばれる右脳で生きると、個がなくなるといいます。
すべては一つ。私もなく、私以外もない。
たぶんそこには、愛だけがあるのだと思う。
個がなければ、全てはひとつ。愛だけなのに。
なぜ人には、個を生み出す左脳があるのでしょう。
それでも個を生み出すのは、
やっぱり気付きたいからじゃないかな。
あなたがいて
私がいる。
あなたに会えてよかったなと、思うためなんじゃないかな。
カンタオールのアントニオ・ビジャールがこう言っていました。
フラメンコはね、歌とギターと踊りの三人が小舟に乗っているようなものなんだよ。
どんな荒波が来ても、一緒に目的地に進むんだ。
今回は、絵描きのあやめちゃんも同じ船に乗っていました。
私が波にのまれて、落ちそうになったのを
踊りの健さんと、ギターのパコさんがすくい上げてくれた。
それは、フラメンコのいいところ。互いに主張しながら、オールを漕ぎながら、拾い上げてくれる。
でも、もし。
あやめちゃんが海に還りたいというのなら、
還してあげよう。行っておいで。綺麗なものをたくさん見ておいで。
それが、フラメンコの愛なんだと思う。
動画視聴は、コラボステージのみですが11/14までご覧いただけます。
お申込みは、メニュー→お問い合わせよりお願いいたします。
ライブペイント 飯泉あやめ
バイレ 永田健
ギター 細川晶生
カンテ 鈴木知美