年に2回くらい、英語を勉強したくなる時があります。(大抵、したくなる、で終わる。)
そんなわけで、インタビュー番組をみてみました。
今の人(?)のは早くて聞き取れないので、ひと昔まえのがいいなと思い探していたら
おお。
ホセ・グレコとカルメン・サパタ の1992年のインタビュー。
スキップ・E・ロウのハリウッドスターとのトークショーです。
ホセ・グレコは、アメリカをはじめ、各国で活躍されたフラメンコダンサー。
カルメン・サパタは、メキシコ出身でハリウッドで活躍したラテン俳優の先駆けの方です。(「天使にラブソング」に出てたそう)
日本とは違い、多種多様な人種、文化を合わせ持つ国で、
しかも彼らが活躍始めたころには、今よりももっと、さまざまな困難もあったでしょう。
そんなお二人は、若いころから、
スパニッシュ、ラテン の人達への生活と、仕事、そして才能を活かすための支援、援助を行っていました。
ホセは、スパニッシュダンス、音楽、文化の継承。
カルメンは、俳優育成だけでなく、生活面でのサポート。
後半に彼らが、アイデンティティーについて話しています。
アイデンティティー (自己・自我・他ならぬそれそのもの)
日本人の両親を持ち、日本で育ち、生きている私には、
あまりそれについて、考えることはないけれど
例えば、生まれ育った国とは異なる国で生きる、または、両親で国籍が違う、などの場合
この、アイデンティティに向き合うことが多くあるのでないかと思います。
ホセとカルメン、そしてインタビュアーのスキップは、このアイデンティティをこうとも呼びます。
Who they are
英語でよく聞きます。who I am / who he is 私が誰であるか、彼がどんなひとであるか
アイデンティティに向き合う若者たちに、who you are に気づいてもらう。そして誇りを持ってもらう。
日本語では、「自分らしさ」とも言う。
さて、ホセが中盤でフラメンコカンパニーのことを話しています。
この当時から、ダンスカンパニーを引き継いだのが、息子である同じ名前のホセ・グレコです。(ヤンガーホセと言っています)
そして、ステージ上のスターに必要なこととしてこう言っています。
技術もそこには役立つだろう。でも、一番大切なのは
「エッセンス」
息子さんのホセのクルシージョで、同じことを言っていました。
フラメンコは 火 水 空気 大地 それと同じ。
大切なのは、「エッセンス」
字幕がないけど、このトークショー 17分40秒くらいでこのお話です。
他にも 後悔はないか、運命とはなにか、スピリチュアルとは もがきながら波を超える とか、興味深い話が続きます。
困難に立ち向かいながら、自分らしく、自分の役割を生きてきた二人が
自らの活躍を振り返り、そしてこれからの若者、時代、世界に引き継ぎたい思いが溢れているようです。
Who I am に気づいたら、誇りをもって、精進しなさい。きっとそれがエッセンスになるから。
そう言われてているような気がします。
あなたが Who you are に気づき、
素敵なエッセンスになっていくことを、心から応援しています。