英語やスペイン語の歌には、日本の歌と違う、独特のものを感じます。
先日のジャズライブで演奏した
L-O-V-E
ナット・キング・コールで有名なジャズの曲です。(フランク・シナトラもね)
L is for the way you look at me
O is for the only one I see
V is very very extra ordinary
E is even more than anyone that you adore can
さて。
この、最後の can
場所、おかしかないか?
you can adore ですよね。
はて。なんでだろう、と思い、英語を教えている姉に聞いてみました。
彼女の答えは、リズムとのこと。
おー。忘れてた。
韻を踏む。
スペイン語ではrima といい、どんな歌にも必要だとか。もちろん、フラメンコの歌にもあります。
日本の曲はどうだろう。俳句とか詩には見られるようですよね。
上の曲で言うと
me と see
than と can
韻をそろえるために、語順を変えることは珍しくないようです。
今、覚えている曲のこちらの曲も
韻が勢揃い。
you don’t have to put on the red light
you don’t have to sell your body to the night
you don’t have to wear that dress tonight
you don’t care if it’s wrong or if it’s right
light / night / tonight /right
スティングのロクサーヌ。
you don’t と ight が重なり、なだめるかのようなやさしさと、必死の思いと、どうにもならない現実が感じられます。
ジャズバージョンが素敵で。なんだか、秋深まる感じもいいな。
めっきり、アイスコーヒーを飲まなくなり、
ミルクティーが恋しくなると秋だなあとも思います。
金木犀の香りもどこからか運ばれてきてますしね。
いい季節です。
L-O-V-E
Roxanne
いい季節に、いい音楽といい時間を。
あなたの深まる秋が素敵でありますように。