先日、つくば市オンラインによる文化芸術奨励事業の無観客ライブ動画制作の撮影で
ギターの細川晶生さん、サックスの鈴木貴則さんとJazz y Flamencoのライブを行ってきました。
お客さんのいないステージ。ずっと残るであろう(かも知れない)映像。
歌詞まちがえない。歌詞まちがえない。呪文のように唱えながら初めての撮影に挑みましたが、
精一杯こころを込められたかなと思っています。
書類審査は通過したとのことなので、映像の審査が通過したら
動画配信されますので、ぜひお楽しみくださいね。ご案内したいます。
さて。
歌をほかの何かと合わせるときは、キーを決めなくてはいけません。
これは、ジャズもフラメンコも同じです。
ジャズの場合は、曲のコード進行の教本のようなものがあって、それをもとに
歌いやすい高さがどこなのかを決めていきます。
本に載っている、歌の始まりが C(ド) で、E(ミ)から歌い始めたければ
全てのコードを4度上げていきます。FはA GはB というようにです。
ジャズの演奏者の方たちは、これをささっと変換できますが
わたしはまだ、書かないとだめですな。
合わせる楽器によっても、得意でない音域などがあるので、そこは相談して、半音下げたり上げたり可能な限り調整していきます。
フラメンコも考え方は同じです。
基本のコードがあり、歌いやすい高さで変換していきます。
ここでギター伴奏に登場するのが カポタストです。カポと呼ばれます。
フラメンコの歌い手がギターさんに、3とか5とか、数字を言っているのを聞いたことありませんか?
これは、ギターにつけるカポの位置を伝えています。
何もつけないのが0(なし) 上から3つ目のフレットにつけるときは3
1つ上げるごとに、半音上がります。
私は、そのコードが何なのか知らずにいますが(知ったほうがいいんだろうな。)
数字だけは(メモして)覚えておいています。
だいたいですが
ブレリアが 3 なら
ソレアポルブレリア、アレグリアス、カラコレス
タンゴ、ティエント 、ファルーカ などは同じ3
ソレアは 8
ファンダンゴが5 なら
タラント、カーニャ、バンべーラなどは 同じ5 です。
タンギージョ、グアヒーラは 高低差がある歌が多いので、1,2 もしくは0です。
全て、歌によりますので、だいたいの目安です。
私はわりと声が高いので、ソレアは歌だけなら 9 でも歌えますが(そして、ほかの仕事がなければ。疲れるので)そうすると、ギターさんが弾く場所がほとんどないので 今は7にしています。カポをつけると、そこから下しか指を動かせないのです。
そして、ソレアの歌を7 で歌う場合は、ブレリアは 2 の 高さになります。
これは、ポル・メディオとポル・アリーバの違いです。
この辺になってきますと、ギターさんの専門です。
なかなか、ギターさんと合わせる機会がないと、自分がどの高さなのかわからないこともあると思いますので
ぜひギターさんを捕まえて、ご自分の歌の高さを追求してみてください。
案外、高い声、でますよ。
ご自分の可能性をどうぞお楽しみくださいね。
そして、ぜひ、ご自分の歌を歌って聴かせてください。
あなたの歌のある毎日を、心から応援しています。