「自分らしさ」への共感|クロニクルフィルム「自分史映像」

少し前になりますが、新しいお仕事をさせていただきました。

映像作家のクロニクルフィルムが制作する「自分史映像」でのインタビュアーです。

過去の自分、今の自分、そしてこれからの自分。

その方の人生の物語を、ご自分や、ご自身のキーパーソンの声とことばで語り、「自分史映像」を創り上げていきます。

必要な質問のほかは、自由にお話させていただけるということで、約2時間、お二方にインタビューをさせていただきました。

お仕事の内容は違いますが、

病院や施設で、言葉の不自由な方や認知症の方への言語療法(ことばのリハビリなど)をしていたのですが、まずはじめは

初対面の方と、40分間、話をするわけです。しかもお相手は、なかなか会話の成立が難しい方。

それでも、何かきっかけをみつけ、その方が話しやすい話題と質問を探します。

そして出てきたことば(あるいは、ことばらしきもの)を受け止め、「共感」することに努めるのです。

「理解」とはちょっと違う。

さて。

「自分らしさ」「本当の望み」「本心」

もはや、これらが幸せに生きるうえで欠かすことのできないものだということは、多く言われています。

そしてそれらに気づくために、「自己対話」の必要性についても。

「対話」は「会話」とは異なります。

「会話」は例えばあるテーマについて、お互いの意見を持っていていいのです。

でも「対話」は話している人以外は、聞き役に徹します。そして発せられたものに「共感」を伴わねばなりません。否定しない。受け入れる。同じ気持ちになる。もしくはその気持に寄り添う。

これって、インタビューににているな、と思いました。

私がそうなのですが、

「自分らしさ」「本当の望み」「本心」について、ぐるぐる考えていると

あら?結局、それって一体なんなんだっけ?

となることもあるのではないでしょうか。

そんな時は、

「自分にインタビュー」してみるといいのかも知れません。

インタビューは(対話や会話も)相手に興味を持たないとできません。

興味を(うそでも)もてば、質問もたくさん出てきます。

まずは自分が自分に興味をもって、質問してみます。

なんでもいいのですが、

できればはじめのうちは「なぜ?」は使わない。

代わりに使うのは「何?」とか、「どこ?」、「誰?」などです。

そして、その質問の答えについて、興味を持ち、また質問。

どこに行きたい?そこでなにをしたい?そこへは誰と行きたい?

答えるほうは(これも自分)もちろん本当のことを答えますが、最初はうそでもいい。

必ず、どこかで、本当の答えが出てくると思います。

そして、「なぜ?」への答えもでてくるでしょう。

なぜ、そう思ったのか。そこまで来たら「自分らしさ」や「本当の望み」「本心」に近づくのではないかしら。

そして大切なのは、その答えに「共感」すること。

答えがどうであろうと、その気持ちに寄り添うこと。

自分が、自分に。

共感とはこういうことです。

始めに書かれていたのは「わたしは盲目です」。その後、女性が書いたのは

「今日は素敵な日ですね。でも私には見えません。」


脳科学の研究でも、「幸せ」は「共感」で成り立つとされています。

これはきっと、他者との共感のことなのだと思う。

共感する人がいる、共感してくれる人がいる。

でも、特に今は

自分が自分に共感してあげることも大切なのではないかと思っています。

さてさて。

クロニクルフィルムさんの映像は、とても潤いを感じます。生き生きとした瑞々しさ。

流れてしまう「今」を宝物のように集めてくれるような。優しいまなざし。

ご夫婦で約1年間の世界一周バックパッカーの旅に出た経験もお持ちです。

広い世界を自分の目で見てきたからこそ、一瞬の美しさに気づけるのかも知れませんね。

CHRONICLE FILM

https://chroniclefilm.com/

あなたの、あなたへのインタビューをこころから応援しています。