昨年の、エンリケ”エル エストレメーニョ”とパコ・イグレシアス 両先生のパルマクラスで、ひと通りのヌメロを出した後、最後にエンリケが
「最も難しいのは セビジャーナス。」
と言いました。
そして「どうやって数えてる?」
と聞かれたので
3、と答えました。(3か6かと思ってた。)
2人の答えは
「10」(!)
10?
3拍子を1と数えます。
Mírala cara a cara,que es la primera(ここはあとで)
(1 , 2)
Que es la primera (1 , 2)
Mírala cara a cara que es la |primera (3 , 4 , 5 , 6)
Mírala cara a cara que es la primera (7 , 8 , 9 , 10)
(1 , 2 )
Que es la primera (1 , 2 )
Y la vas seduciendo a tu manera (3 , 4 , 5 , 6)
Y la vas seduciendo a tu manera (7 , 8 , 9 , 10)
(1 , 2)
Esa gitana, esa gitana, esa gitana (1 , 2 , 3 , 4 , 5 , 6)
Se conquista bailando por sevillanas (7 , 8 , 9 , 10)
3拍子を1拍として、10拍が3ブロックあり、それぞれ10拍目は締めます。そして次のブロックの間に2拍空けます。
最初の1行は(導入のところ)半分の5拍になり、
前奏(間奏)があって、ギターの歌始まりの合図があるところが 1拍めです。そして5拍めで締めます。
セビジャーナスは、踊りでも歌でも最初に習うことが多いし、その時は「コンパス」を考えることも少ないのではないかな。(わたしの言い訳ですね。)
でもよく考えると、
このカウントをすると踊りの意図がよくわかるようになりました。
一つ目のマルカール(たくさんでてくる)は、ブロックの間の2拍。
動きが変わるところが1拍め。
9拍めがパサーダ。
10拍めが向き直り(一呼吸)。
とはいえ、3拍子なので、1拍/3拍子で数えるのが踊りやすいですかね。
私がここで、書いているのは
聞いたり、調べたり、教わったことですが
他の考え方もありますし、別の真実も、あるだろうと思います。
ですので、
こういう考えも、ひとつ、あるんだな。
と、思いながらご自分の考えを探していただけると嬉しいです。
Manuel Reyesのセビジャーナス。
やっぱり、セビジャーナスはほかのヌメロと特色が違うなあと思います。
素敵ね。
セビジャーナスの歌を覚えるのは、結構難儀なのです。
メロディーが同じなのに、4番もあるんですもの。(また言い訳ですね。)
朝起きたら、スペイン語がぺらぺらになっていたらいいのにと思っています。すぐに覚える記憶力もほしいなー。
あなたとわたしのフラメンコのある日々を心から応援しています。