本当の望みと自分の名前

今日はびっくりするくらい真夏のような日差しでした。でも、朝晩や木陰で過ごすと風が気持ちよくて、そんな時は何かを、またはいつかを、思い出すように懐かしい感覚になります。

これは私が小学生とか、そのくらいからのもので、

「きもちがいいな」と思う時、何とも言えない懐かしさが伴うのです。それは何か特定のことを思い出しているのではなく、なんとく愛おしいような。

さて。

人生を豊かにするために、とても大切だな、と思うことがあります。

それは、自分の「本当の望み」を知ることです。

簡単なようで難しい。

「本当の望み」というのは、何か固有のものではなくて、どうして生まれてきたのか、なぜ生きて(生かされて)いるのかの答えのようなもので、

例えば、「フラメンコ」をすることで、どうしたいか、どうなりたいか、なにをしてあげたいか、なにをしてあげられるか、そんなところでしょうか。ここで大事なのは「フラメンコ」はその手段に過ぎないというところです。

初めてフラメンコを観て、感動して、レッスンに通うことになったとします。

先に、「感動」があるわけです。たぶん、そこには説明がつかないけれども心が感じた何かがあった。

人は、名前をつけて、形づけられたものの方が本物だと思うところがあります。

なので、「フラメンコ」を本当の望みとしてしまいがち。

でも大切なのは、どうして「感動」したか、またはどこに「心が動いたか」を知ることだと思うのです。

言葉では説明ができないかも知れない。でも、心が動いたのには、必ず理由があるはずです。

そして、「幸せ(豊かさ)」には「共感」が不可欠と言われています。

自分が感動したことをほかの誰かと共感したい。

これはとても自然な望みだと思います。

自分の本当の望みを知るのには、まず何に心が動くかを、そしてなぜそうなるのかを考えてみるといいかも知れません。

もとい、思い出せばいいのかも知れません。

いまはちょっと忘れているだけです。

きっとあなたにはわかっているはず。

かくいう私も、私の本当の望みを思い出しているところですが、先日、おおお!?と気づいたことがあります。

私の名前は「知美」です。美しさを知るように、そしてその美しさを知らせるように名付けられたと聞いています。

私の心が動くのは、美しいものに出会ったときです。美しい音楽、表現、景色、季節、人とのつながり。もっと知りたいし、それを共感できるように知らせたい。

ああ、そうか、だから懐かしく感じるのか。だって、生まれた時にそうだったんだもの。

と、妙に腑に落ちています。

誰もが持っている自分の名前にも、本当の望みを知るヒントが込められているのかも知れません。

あなたの本当の望みは何ですか?

わからなくても大丈夫です。思い出せばいいだけなのだから。

あなたはちゃんと、もう、すでに答えを持っています。

あなたの本当の望みをこころから応援しています。

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