セビージャに住む、カルメン・バルガスに月に一度、オンラインでカンテレッスンを受けています。
昨年はタンゴ、タンゴ、タンゴ祭りでしたが、
今年からはブレリアをお願いしています。
カルメンのカンテはレブリーハのものが多いのですが(他のも、もちろんたくさん持っています)、メロディーをとり、コンパスにはめて、アクセントにのって、本場のフラメンコらしく歌うのは、やっぱり難しい。
レッスンでは、すべてスペイン語なので、もちろんリズムを数えるコンパスもスペイン語(当たりまえだけれど)。
フラメンコのリズムは、独特ですが、
基本となるブレリアのリズムは、慣れるまでは本当に苦労します。
日本で多く習われているのは、
⑫ 1 2 ③ 4 5 ⑥ 7 ⑧ 9 ⑩ 11(〇がアクセント)
となりますが、
スペインでは、ちょっと数え方が変わります。
1 ② 1 2 ③ 4 5 ⑥ 7 ⑧ 9 ⑩
始めの1は、 11 のことになります。11と12は、1、2 と数えるので、1、2 が2度続きます。
そんなこんなで、混乱するわけです。繰り返す1 はどの1 だ?
カルメンはいいます。
12 から、始まっているのではなく、コンパスはずっと続いていて、その延長にある12。
なので、スペイン人の先生はほとんど
6 から数えて教えます。(と思う)
これが結構大切なのです。
コンパスというのは、拍子のひとブロックのようなものですが
フラメンコの特徴である、「続いている感じ」を出すのには、この永遠に続くかのようなノリのようなものがあった方が、それらしい。
さらには、アクセントとレトラの関係も取りやすい気がします。語の頭とアクセントの関係というのかな。
カンタオールのアントニオ・ビジャールも、日本では12を大事にするけど、1がとっても大事と言っていました。この1は、11 のことだね。きっと。
映画「サクロモンテの丘」出演者も揃う、タブラオのブレリア。
エストレージャ・モレンテのカンテ。美人さんだねえ。
そんなわけで、底なし沼のごとく、学び続けていますが
フラメンコステージのご案内です。
今回が5回となります シエスタ・フラメンコ。
昨年の石蔵アートコラボのメンバーに、Jazz y Flamenco の サクソフォンが加わります。
今回は、ステージ上で繰り広げられるノンバーバルコミュニケーションを実践を交えて楽しくお話する予定です。
もちろんJazz y Flamenco のナンバーもお届けします!!
ご予約、お問い合わせは、当サイトの「メニュー」→「お問い合わせ」 よりお願いいたします。
よろしくどうぞー!
2022.4.2(土)14:30から
ギター) 細川晶生
バイレ) 永田健
サックス) 鈴木貴則
カンテ・お話) 鈴木知美