裏声で歌うグアヒーラ

カンテクラスの生徒さんに

裏声は使っていいかと、聞かれることがあります。

フラメンコの歌は基本的に地声ですが、裏声でも声量が出ていれば問題ないと思います。

地声の時は、複式発声でね。喉を傷めるから。

複式発声は、仰向けでねたまま歌うと、複式の感覚がわかります。

そして裏声で歌うときは、地声よりも長く続かないと思うので、息継ぎは注意して取ったほうがいいと思う。

さて。

裏声が効果をなす(私個人の意見)曲種の一つが、グアヒーラです。

グアヒーラ Guajira

今、グアヒーラのカンテソロを探していて、こういうのがいいなというのがこちら。

Juan(Juanito)Valderama のグアヒーラ

後半はコロンビアーナ。

Quiero placticar contigo debajo de un cocotero

para que tu sepas linda trigueña mia

cuanto te quiero

ココナッツの木の下で、君と話したいな。

栗色の髪の美しい僕の大好きなお嬢さん。

グアヒーラは、その曲種自体が本来のスペインに昔からあったもの、ではなく、

ご存知の通り、キューバ由来と言われています。

キューバ、行ってみたいな。

ゆったり流れている時間。熱い風、海の音。ほんとかどうかわからない言葉も(象牙の天井とか。ほんとか?と思う)、まあ、いいか。と受け入れるような空気感。

もちろん、フラメンコらしく、腹に据えて歌うのももちろんいいけれど、

たまにはこうした、歌い方もいいなと思います。

問題はスペイン語力だなあ。

カフェでお話しているように歌いたいものです。

これは、フラメンコ?と思われる方もいるかもしれないけど、「まあ、いいじゃない。」そんな風に歌ってみたいな。

こちらは踊りです。有名なコンクールで、珍しいんでないかしら。

幸せを感じるステージだなと思います。

いろいろある状況はまだまだ続きますが

心躍るあなたが、今日もそこにいますように。