カーニャとポロ 2|盛りだくさんカーニャ

いーいーいーいーいー

あーあーあーあーあー

フラメンコではよく、このように歌うことが出てきますが

中でも、この、いー あー がとっても大事な曲があります。

カーニャ Caña

そして、よく似ているのが

ポロ Polo

どちらもフラメンコの歴史の中では古いものだと言われています。

重たく、厳かで、どこか、信仰を感じます。

この、いー あー のことを、ラメントと呼びます。

この辺のことは以前書いていた(忘れていた)

グレゴリア聖歌のメロディーと似ているのだとか。

納得です。

踊りの場合、カーニャの後半にポロが来ることがよくあります。

その場合は、カーニャの歌の部分よりもテンポが速くなることが多いと思います。

さて、このカーニャとポロの違いを説明しているものを見つけました。

子どもも学べるフラメンコ。

椅子にいるのはカエルではなく、タコの女の子です。

カーニャのラメントは6

ポロは5

の歌いわけ。メロディーも少し異なります。

そして後半はパレハでの踊り。

このように、ラメントをリズムにのせて歌うこともあります。

途中で話しているのは

かわいいタコちゃん。フラメンカだねー。ペイネタして、スカーフして、靴4つはいてるの。みたいな感じです。

そしてマチョ(ブレリア)に入ります。

マチョは最後の盛り上がりの部分のところで、シギリージャのそれのようにカーニャのマチョといえばこの歌を思うけど、他のブレリアでもいいと思います。2つあるときとか。ただ、ソレアとキーの高さが違うので、カーニャの雰囲気と音の高さがあっていれば大丈夫。

歌っているのは

Ay le pidé a dios

la salud y libertad

yo le pido la muerte

no me la quiere mandar

以前は神に健康と自由を願ったけど

今、わたしは死を願う。

誰も命令できない(書いてないけど、前のレトラにつながります)

ラメントの速さは、踊りによってリブレ(ゆっくりとした自由な速さ)もあれば、上の動画のように早いものあるのですが、ギターさん大変だな、と思う。

ラメントのリズムののせ方。

ラメントのことを Ayes と言ってます。アイ の複数形なのかな。

最後はステージの踊り。コンクールでカーニャ。なかなかないように思いますけど、いいねえ。

サリーダ ラメント(リブレ)1歌 ラメント(コンパス)2歌 ラメント(コンパス)

ファルセータ エスコビージャ なんだかんあって マチョの導入(リブレ)マチョ

このリブレはいろいろ使われます。

私の好きな歌。

ay alza y viva Ronda

Raina de los cielos

no me lo manda …

こうしてみると、盛りだくさんのカーニャ。

ライブではみどりちゃんがマントンで踊ります。

すこぶる楽しみです。

動画でもご覧いただけます。

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