左右の脳と心臓のバランス|それぞれの感情と思考

11月になりました。

秋の深まりと、冬の始まりを感じさせるような、凛とした空気がとても好きです。

呼吸をしやすくも感じます。体の細部までいきわたるような。

「11月のある日」というクラシックギターの曲。

そう、ちょうどこんな感じ。

今年に入ってから何かと忙しく、決めなくちゃいけないことや、動かなくちゃいけないことや、予測したり、考えたり、それはそれで充実していいのですが

今は、ぼーっとしたいな、と思っています。

私は「脳とこころのバランス」が人生を豊かにすると考えているのですが、

最近は、「右脳と左脳と心臓」なのかな、とも思っています。

右脳(感情)と左脳(思考)と心臓(本心)

人は思考します。常にといってもいいくらい、考えてます。思考はなかなか「今」を見せてくれません。それは未来への予防だったり、過去との比較だったり。

そして、その思考に引っ張られるのが感情です。その感情がまた思考を呼び、これまた堂々巡りでなかなか「今」を見せてくれません。

心臓にも記憶があると言われていますし、独自に考えることもできると言われています。

でも、たぶん、ここには「今」しかないのだと思います。

いま、わたしはなにを思い、なにを感じているのか。そして、なにをしたいのか。

それは決して、ポジティブなことばかりではないでしょう。

不甲斐なさややるせなさ、悲しみ、寂しさ。ただ、泣きたかったのだと気づくだけかもしれない。

それでも。
この心臓の感情と思考が、人生をこころ豊かにするヒントなのではないかと思うのです。

実際に人を動かすのは左右の脳です。

なので、左右の脳と心臓が同じ方向を向き、バランスをとれた時、幸せや豊かさを感じるのではないかと思っています。

ちょっと、頭がいっぱいな時。

心配事が胸を占めているとき。

意識的にぼーっとして、思考と感情を心臓(こころ)に任せてみるのもいいかも知れませんよ。

そして、何かを表現する時。

例えばフラメンコを踊るとき。

「今」を感じ、「今」を考え、

「こころ」で踊ったとき

それは、誰かに、何かが伝わるものになるのだと思います。

観る側でも同じです。

頭で考えることをせずに、こころで触れた時、言葉にならない感動があるのだと思います。

感動が人生を豊かにするのは、言うまでもありません。

あなたがぼーっとする時間をあなた自身に許すことを、そして人生がより豊かになることをこころから応援しています。