フラメンコといえば、足のステップ、手の動き、そして回転。ほかにもたくさんありますが、課題の多いものとしてこれらがあがるのではないでしょうかね。
quebrada ケブラーダ
回転の種類です。
英語でみたら、broken turn とありました。
quiebro (上半身の急な)そらし、曲げ
quebrar 折る 壊す
vuelta de pecho が正面から正面に回る回転に対して、vuelta de quebrada は身体を前に傾けたまま上方を通って回る回転です。
縦まわりみたいな。
私は上手にできないけど、背筋というよりかは腹筋、そして肩の左右の位置、腕の振り、振り返りの首、あたりが大事なのかなと思っています。
それと、目が回るのはうまく回れていないときだとも気づいた。
他の回転同様、前回り、後ろ回りとあります。
後半に、ケブラーダがあります。(前回り)
そして、こちら。
アデラ・カンパージョのソレア。
美しいケブラーダ。ケブラーダの最期の腕の処理?も素敵
このソレア、構成も音も好きです。この後も続くのですが、ここで終わるのもいい。
カンテはトリアーナのソレアがたくさん。特に左端のJeromo Segra とアデラの踊りがとっても合っているように思います。
前半、そして後半の締めに、カンテソロでよく歌われる締め歌が使われています。明るいブレリアにつながるやつです。
いろいろあって、テンションもあがったところからの、あの、落ち着いたエスコビージャのコントラ。静かな、でも秘めた熱さのにじむような。そして、ソレアポルブレリアへの入り方。
これだけ大きな舞台で、しかもギター2人、カンテ3人とカホン。
それでもちっとも小さく見えない、そして小さく聞こえないこのステージのアデラの踊り。(もちろん、音響の効果は絶大です)
なぜだかはわからないけど、踊りたくなります。
そして、そう、思わせるような踊りはとてもいいなとも思います。
誰かの、何かを観たり、聴いたりして
がんばりたいな、と思うことは素敵だし、そんなふうに思ってくれるような何かができたらいいなとも思います。
あなたのフラメンコのある日々をこころから応援しています。