今年の夏。
いつもの通り、歌ったり踊ったりもしていますが、娘の夏休みに加えてこの暑さ。
よく相手へ「ご自愛ください」と言いますが、今年の夏は私を大事にしようと思っています。フィジカルもメンタルも、大切にできるのは自分ですから。まずはどうしたら大事にできるかに気づくところから。
あなたはあなたを大切にしていますか?
あなたはどうしたら、あなたを大事にできますか?
さて。
最近読んでいる本。恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」。この前に読んでいたのが瀬尾まい子さんの「そして、バトンは渡された」。去年の今頃読んでいたのが(2度目の)宮下奈都さんの「羊と鋼の森」。この共通点は何でしょうー
3作とも本屋大賞。そして、3作とも「ピアノ」が共通点です。
私はピアノを愛しているのですが(あまり弾けない)、本とこんなにつながったのは偶然なのです。でもこの3作の「ピアノ」を通じて感じたことがあります。
誰かの心に届くいい音、いい演奏は、日々の努力+今の自分だということ。
今に至るまでに感じたこと、考えたこと、迷いや不安、環境、何をみて美しいと思ったか、どんなことに感動したか。すべてが今の自分を作り、その自分が創れるものはそれ以上でもそれ以下でもないということ。
「蜜蜂と遠雷」は、国際ピアノコンクールのお話です。折しも、フラメンコの「新人公演」が間近に迫っています。
ちょうど今日読んだことろで
コンクールに臨むにあたって、自己肯定が苦手な日本人は
「なぜ自分がここにいるのか。」「なぜこの舞台でピアノを弾いているのか。」という疑問が透けて見えることがある。そしてその疑問や葛藤は
「なぜ東洋人が西洋音楽をやるのか。」
につながる。 とありました。
フラメンコも、本当にそうだと思います。
それでも続けるのは、あの、「感動」を知っているから。
もしくは、その「感動」をもっと知りたいと強く願うから。
違いますか?
あなたは、あなたの一番の「感動」を味わいたくて、頑張っているのではないですか?
その「感動」は、今のあなたが知っています。今までのあなたが教えてくれます。
あなたが愛したもの、愛をくれた人たち、愛おしい時間、心地よい場所。
どうぞ、その「感動」に素直になってくださいね。そして、納得のできる評価を求めてください。
それが、自分を大切にすることにつながるから。
台風が近づいているとのこと。
あなたが今夜安心して眠れますように。そして目覚めた朝が穏やかでありますように。
ご自愛くださいね。
そして今日8月15日は終戦記念日。
全ての人々が、それぞれの人生の仕事を全うできますように。
私なりの、平和への祈りです。
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